病気になったことを自分の中に受け入れることが
できたと思いますか
◆受け入れることができた、あるいはそれに近いと思われる回答
★受け入れつつある。
★受け入れているが病気にならなかった自分を時々想像してみることがあります。
★時間はかかったが何とか自分なりに受け入れることができたと思う。
★やっと最近受け入れられるようになったと思う。あの交差点に立っていなかったら交通事故にあわなかった、と思ってももう立っていたんだから「もう立っていた」過去しか私にはないのだ、と思える様になった。
★(受け入れることができたと)思います。いろいろな人に出会い、いろいろ話を聞いて私だけがこんなつらい思いをしたんじゃないな。皆それぞれ違うけど 悩みを抱えているな−つて思いました。
★現実を受け止めることから病気と戦うことができると思って受け入れました。
★それは仕方のないこと。現実のものとして,受け入れなければならなかったですね。
★できたと思う。病気になったことで人生観は大きく変わりました。一言でいうのは難しいのですが、せっかく生きているのだから明るく楽しく好きなことをして生きていきたいと患います。いろいろ社会のしがらみもありましたが。
★身体は元気なのに週一回のMTXや一日3回飲む薬の多さで「あーおれは病人なのだ」と思った。
★仕方がないと患う。受け入れるしかない。事実である。
★できたと思う。生きることを欲張らず、調子のよい時悪い時の自分のペースをつかみ上手に毎日を過ごせるようになった。
★時間はかかったけど、今は素直に受け止めることができる。
★受け入れられた。発病した事によって今まで知り得なかった世界を知り、また新たな人生を与えてくれた病気に対して感謝の気持ちを持ちたいぐらいです。
★すぐに受け入れることができた。まざれもない事実だから。
★発病して丸8年経ってようやく受け入れることができたように思う。それまでは、これは長い悪い夢を見ているに違いない、そうあって欲しいと願い続けていた。最近ようやく自分は白血病になって骨髄移植をしたんだなあ……と思える様になった。
★きっと病気をしなければ多くの人たちの本当の姿がわからなかったと思います。そしていいこともありました。一生により深さが加わったと思うしどんな時でも諦めてはいけない。何とかなると思うのは、完治に近づいているからかしら。
★いつ頃から受け入れられたか判らないけど、今では病院へ行く時以外は病気のことは殆ど考えなくなっているようです。
★病気になって看護婦さんと仲良くなり、医療現場を自分自身で体験でき病気をしていろいろな事を学び大変意義があったと感じています。
★いろいろ悩んだりした末に今は受け入れることができたと思います。
★不妊、脱毛等、問題は残ったが全体的にはむしろ人生にプラスだったと思う。
★もちろんです。そうすることで強くなれました。
★病気を受け入れられたかどうかは別として、周りをゆったりと見ることができる様になったと思います。きっと余裕ができたのかもしれません。これから何事もプラス思考に考え、人間として生まれてよかったと思うと気持ちが楽になり,普通に病気と向き合える様になりました。ようしこうなったら一つ一つ身体に何が起きてもクリアしていこうと思っています。
★思う。私にとって、手、足、耳、目、口があるように、私の中のガンを自分の一部として受け入れることができたと思う。
★やっとこのごろ……。約3年苦しみました。
★最近やっとできる様に(病気と共存して行こうと思う様に)なりました。
◆受け入れられていない、あるいはそれに近いと思われる回答
★病気になったことは頭の中では理解しているつもり。でも中途半端に元気で、日常生活にも殆ど影響がないのでまだ受け入れられていない様に思う。
★病気になってしまった事実は仕方ないことと思う。
しかしながら病気という十字架はあまりに重く、とても受け入れるという心境にはならない。一日も早く病気にさよならしたいというのが本音である。
★わからない。でも受け入れられていないように思う。
★移植に成功した今も受け入れられていない。なぜ私が?という気持ちがぬぐいきれない。腹立たしい!。
(96年移植50歳女性)
★8ヵ月しかたっていないせいか未だに受け入れることができません。
★まだ受け入れていないと思います。実際現在も外来に行きながら仕事もしていますので、病院に行っている時以外、普通と変わらぬ様にしてしまうので会社にも病気のことは話していません。
◆上記以外の回答
★何を思ってもどうなることでもないから、ただ生きているだけでうれしく思います。療養中に仕事をしている時にはやりたくてもできなかったことを精一杯やるだけです。心の中の葛藤は無いといえば嘘になります。
★受け入れることができていない部分とできている部分があります。でもできていない部分の方が多いかもしれません。こんなはずでは……という思いが現在もあります。
★症状がひどくなるまでは何が何だかわからず、自分がなぜこんな嫌な思いをしなければならないのかと家族などに八つ当たりしていました。
★受け入れている時と、いまだに「どうして私が……」と思う時があります。
★受け入れていたと思っているが仕事を探している現在、やっぱり病気なんかなりたくなかったと,健康な人が羨ましくなる。
★告知を受け9カ月余りになるが、次第に「死」が少し離れたところに置くことができるように感じられて来た。目の前に死ぬことしかないように思っていたのが、薬による治療でもまだまだ生き続けられる様な気がして来た。
★時間がかかりましたが、入退院を繰り返し自分の状況を把握できたので納得して頑張っています。
★移植してもうすぐ一年です。少しずつ少しずつ納得させてきました。
★最初はショックだったが人間誰でもいつかは死ぬんだし、病気でなくても事故や天災で死ぬ人もいて明日のことはわからないのだから、くよくよするのをやめて前向きに生きようと思った。
★病気になったことは良かったとは思えないけど、病気になったことで学んだことが沢山あったし結果的には私のためになったと思います。
★再発以降は受け入れられたと思う。初発時の治療を終えてからは病気の経験から逃げたがっていた。
★病気になったのを悩んでばかりいても良くならない。
自分なりにできる事をしていこう、前向きに生きていこう、そう思えるようになりました。
★体は元気なので未だに半信半疑で、このまま自然に治ってしまうことなんかないかしら……という甘い考えもありますが、現実を受け止めてより前向きに生きてゆきたいと思います。
★質問が難しすぎます。事実と認識のギャップですよね。時として現実の厳しさに本来の自分を見失うこともあります。
★受け入れざるを得ない。
★これが自分の人生と割り切った。
★順調に回復しているので、特に悲観的にはなっていない。性格的に楽観主義だからかも知れない。
★半分くらいは受け入れられたと思う。ただそれは移植が成功して今元気だからだとも思う。
★始めは泣き続けて悩みましたけど、兄が一生懸命だったので自分も頑張ろうと思って治療を受けた。
【アンケートまとめ役より]
★上記質問について、文章の中に「できない」と言い切っている人は9人。逆に「できた」という表現を使っている人は50人でした。しかし「できた」といっても病気を受け入れざるを得なかった、あるいは自ら病気を受け入れる事から闘病生活を開始した、と いう方もおられ、人それぞれ言葉では表現できない闘いがあったことを痛切に感じました。